運弓の良し悪し

運弓ひとつとっても、角度とか力の入れ具合、腕の運び方等などいろんなことに注意をはらいますよね。

じゃあ結局、何のためにそういうことに気を付けるのかと。

もちろんきれいな音を出すためではあるけれど、その部分的な注意事項を全部クリアできた先に目指すのがきっと、

 

赵老师の「運弓の良し悪しは、腕の力の伝わり方がスムーズかどうかが、かなりの部分を占める。できるだけ少ない力で、エネルギーの転換率を高めるのが、現代の二胡演奏法で追求される科学的奏法である。」というあたりなんでしょうね。

 

完全な脱力をしてしまったら、楽器すら持っていられない。

でも、最小限の力、力といっても腕の重さや指の重さを利用する、筋肉を使った力ではなく重量をうまく利用した力を使っていく、という感覚でしょうか。

 

どんな楽器でも共通している部分でしょうね。

力の入っていない、でもしっかりと響く音、そんな音色を目指したいものです。^^