弓と弦の角度

前回は、大きな弧を描くように...と、長弓の前後の動きについてでしたが、今回は上下の動きについてです。

弓が上下にぶれないように、まっすぐにまっすぐに動かしますよ~。と、こちらも耳にタコができるくらい毎度注意されるポイントですが。

さすが赵老师、細かい!

 

弓と弦の角度は90度にするのだけれども、そもそも弦は棹に対して並行ではないので、(90度の平行を保つために)弓を動かしているときに、弓根の部分にきたら少しだけ高くする、と。

 

これも、本人にしか分からないくらいの、ほんのすこ~しですよ~!

 

弓の左右の動きも、この上下の動きも、とっても微妙なものだけれど、動き自体が人間らしくていいなぁと思ってしまいます。

この微妙で柔らかい動きが、柔らかい響きを生み出すのでしょうね。

 

以前、いちばんリラックスしている状態で弾くと、いちばんいい音が出る、と教えられたことがあります。

この動きが自然にできるようになると、リラックスした状態につながるような気がします。^^